December 30, 2006

アフター0


 これも友達から借りた漫画です。

 「アフター0 著者再編集版」の全十巻と「アフター0 Neo」の1巻を読みました。

 一言で言うと、SF短編集です。
 一話一話、独立した短編なので、どこから読んでも難はありません。
 3巻〜4巻は「大いなる眠り子」という連作ですけど。

 直感的な感想は、星新一先生やレイ・ブラッドベリのショートショートや短編を連想する……という感じでしょうか。
 これだけ多くの短編があると、いわゆる「外れ」も多いかと思っていたのですが、驚異的な打率です(笑) 「外れ」が少ないです。

 ストーリーのタイプは、壮大なものからミクロなものまでバラエティー豊か。そのストーリーを生かす絵柄も、懲りすぎてなくいい塩梅の記号という感じがします。

 個人的に好きな話は、7巻の「花だより」、5巻の「匂ひを嗅ぐ女」など。
 ヒューマンドラマとして前者、オチの気持ちよさで後者をあげてみました。






Posted by hastur at 11:31 P | from category: 本・雑誌 | TrackBacks
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