July 18, 2007

ブラバン


 所謂「群像劇」が好きです(何
 一人の決まった主人公が話を形作っていくのではなく、多数の登場人物が絡み合って壮大なストーリーを成す、という感じの方が好きですね。
 なので、「水滸伝」はもとより、それを元とした作品群(ゲーム「幻想水滸伝」シリーズ等)もチェックしてますし、そう言えば「バトル・ロワイヤル」も好きでした(笑)

 この「ブラバン」という小説も群像劇です。
 広島の高校の、吹奏楽部のOBが25年ぶりの再結成に向けて動き出す……というお話。
 吹奏楽って大人数でやるんですね(ぇ 数多くの元部員の、当時のエピソードと現況をクロスさせながらストーリーは進んでいきます。
 それぞれ個性豊かな部員が登場し、それほど苦も無く読んでいけました。
 中には際どいものや苦いエピソードもあり、ちょっと読み手を選ぶかも(何

 あと、口語は殆ど広島弁です。何となく親近感が湧いてきます。
 ちょっと古めの(きつめの)広島弁なので、そのギャップの面白いです(笑)









00:20:36 | hastur | comments(0) | TrackBacks