虹とキリン

夕凪の街　桜の国

　こうの史代先生の原作漫画「夕凪の街　桜の国」が実写映画化され、先日広島県限定で先行公開されました。
　初日ということもあり、佐々部清監督、主演の田中麗奈さん、麻生久美子さんの舞台挨拶、内田奈織さんのハープ演奏付きでした。

　映画の内容ですが、かなり原作に忠実でした。
　原作の色・空気感を損なわず、なおかつ映画版独自の仕掛けも効果的だったと思います。

　戦争や原爆を扱ったストーリーですが、舞台挨拶で主演のお二人がおっしゃってた通り、「重さ」や「暗さ」よりも「温かみ」や「柔らかさ」を感じる……そんな感じの映画だと思います。
　ということなので、是非敬遠せず多くの方に鑑賞して欲しいと思います。
　そう思わせる映画です(笑)

　ちなみに上映後には拍手が起きました。こんな場面に立ち会ったのは初めてです。
　自分が映画館へ行く回数が少ないだけかも知れませんが（ぉ

フィッシャー・キング

　自分はテリー・ギリアム監督作品が好きです。
　多分、一番はまった映画は同監督の「未来世紀ブラジル」。
　そんな感じなので、テリー・ギリアム作品は結構チェックしているのですが、見逃したままになっていたのがこの「フィッシャー・キング」です。

　たまたま深夜に地上波でやっていたので、これ幸いと観賞しました。

　吹き替え版でした（何
　なのでちょっと台詞が聞き取れず理解に苦しんだ箇所もあり…。

　話は、落ちぶれた元人気ラジオDJ・ジャックがパリーという浮浪者に助けられ、逆にパリーの力になろうと東奔西走する、という感じ。大雑把過ぎですが（ぉ

　最も気に入ったシーンは、人ごみの多い駅でパリーが恋をしている女性を目で追うシーン。
　なんとその場にいる群衆がパリーと女性を除いて全員舞踏会のように踊りだす、という演出。そして女性が歩き去ると何事も無かったかのようにスッと雑踏に戻る。パリーの「恋しちゃってルンルン」な感じが十分伝わってきます（笑）

　展開は凡庸、かも知れませんが、随所にこういった微笑ましいシーンがあって、いい映画だと思います。……なんで見逃していたんでしょう？（ぉ

花君

　新ドラマが次々スタートし始めている時期ですが、今クールは特に事前情報から見たいと思わせるものが余りありません（ぇ
　試しに……と、第一話くらいは見ている状態です。

　で、フジテレビ系火曜９時枠の「花ざかりの君たちへ〜イケメン♂パラダイス〜」がちょっと引っかかりました。

　原作は中条比紗也先生の少女漫画「花ざかりの君たちへ」。
　全寮制男子校に男装の女の子が潜入して……という話です。
　こういう設定で少女漫画なのでBLっぽい展開も沢山あったり（ぇ


　ドラマの方は……よくぞこんなにというくらいに若手イケメン俳優を大量登用してますね（笑）
　普通この手の企画だとジャニーズ系に頼る、というのが今までの流れかと思っていましたが、今回は生田斗真さん（ジャニーズJr.）くらいに留まってます。
　その代わり、元変身ヒーローが多目。これ（ぉ
　カブトにサソードにメビウスがいます（爆）

　主演は堀北真希さんと小栗旬さん。
　堀北さんが男子に見えないのはお約束（何


　ノリが漫画チックで馬鹿らしい感じもありますが、こういう賑やかなものもたまにはいいかと。とりあえず見続けてみます。