November 30, 2004
サンフレッチェは数的優位が優位にならない?
「データで見る2004サンフレッチェ」その3
昨日の続きです。というか、もうちょっと掘り下げてみました。
以下の表は今期、サンフレッチェが数的優位になった試合での、一人多かった時間とその時間での得点・失点です。
ステージ | 節 | 対戦相手 | 結果 | 数的優位時間 | 数的優位時得点 | 数的優位時失点 |
---|---|---|---|---|---|---|
1st | 第8節 | C大阪 | ○2−1 | 58分 | 2 | 1 |
2nd | 第4節 | 清水 | ●0−3 | 42分 | 0 | 0 |
2nd | 第5節 | 横浜FM | △2−2 | 79分 | 2 | 2 |
2nd | 第14節 | 大分 | △0−0 | 20分 | 0 | 0 |
2nd | 第15節 | 浦和 | ●0−1 | 85分 | 0 | 1 |
そして、ここから数的優位だった時間での90分平均得点・失点は以下の通り。
・数的優位時90分平均得点=1.268
・数的優位時90分平均失点=1.268
比較対照として、今期のシーズン通算90分平均得点・失点もあげておきます。
・シーズン通算90分平均得点=1.200
・シーズン通算90分平均失点=1.400
こうして見ると、数的優位であった時間も普段とあまり変わらない得点力・守備力だった事が分かります。
更に言うと、清水戦はリカルド選手の与えたPK(リカルド選手はこのプレーで退場)での失点があります。これを「数的優位時間での失点」に加えると、90分平均失点は以下の通りになります。
・数的優位時90分平均失点=1.585(清水戦のPKを含む)
……一人こちらが多いのに、普段より効率よく失点しているという事になります。
なんか、締めの言葉が見つかりません(汗)
00:36:55 |
hastur |
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November 29, 2004
相手に退場者が出るとサンフレッチェは勝てない?
「データで見る2004サンフレッチェ」その2
昨日の浦和戦が終わった後、あっさりテーマが決まりました(笑)
今年は数的優位に立つと勝てない、というジンクスめいたものがあるように感じましたが、果たして本当にそうなのか調べてみました。
ステージ | 節 | 対戦相手 | 退場者 | 退場時間 | 結果 | 退場後の得点 | 退場後の失点 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
1st | 第8節 | C大阪 | ラデリッチ | 前半32分 | ○2−1 | 2 | 1 |
2nd | 第4節 | 清水 | 戸田 | 前半27分 | ●0−3 | 0 | 3 |
2nd | 第5節 | 横浜FM | 松田 | 前半11分 | △2−2 | 2 | 2 |
2nd | 第14節 | 大分 | 吉村 | 後半25分 | △0−0 | 0 | 0 |
2nd | 第15節 | 浦和 | ネネ | 前半4分 | ●0−1 | 0 | 1 |
一応、C大阪戦は勝っていますので、必ず勝てないというわけではありません。しかし、数的優位を活かしての得点が5試合でたった4点。これはあまりにも寂しい数字ではないでしょうか。
そして、一人多くなってからの失点が7点。このうち、清水戦は広島側もリカルド選手が退場し10人対10人になってからの失点ですが、それを外しても4点。
結論。数的優位を活かしきれていない。
とりあえず、来期こそはこういうゲームを勝ちきることが大切だと考えます。
01:16:53 |
hastur |
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November 28, 2004
2004 2ndステージ第15節 浦和vs広島
最終節を大観衆の埼玉スタジアム2002で迎えたサンフレッチェは、惜しくも年間引き分け数記録更新となりませんでしたが、浦和のステージ最多得点、最多勝ち点、ホーム100勝目等の達成に貢献し華々しい終幕となりました。
……自分で書いてて虚しくなりました……_| ̄|○
前半4分、チアゴ選手が抜け出そうとするところをネネ選手が腰を掴んで倒すラグビータックルで一発レッド。早々に数的優位に立つのですが、何故か試合のペースは浦和……。
そして、後半6分。ゴール前でのクリアが中途半端になったところを酒井選手に拾われラストパス。受けた闘莉王選手が決め均衡が崩れます。
そのまま浦和ペースでタイムアップ。
……相手が何人なら勝てますか?
来シーズンは11人対10人の練習試合をメニューに組んでください(ぉぃ)
確かに大木選手のシュートなど、惜しいシーンはあったのですが、決定機の数でもレッズに劣ってるというのは不思議でなりません。こっちが一人多いはずなのに。
来年の目標は、下方修正した方がいいのではないでしょうか。口酸っぱく言ってますが。
15:28:54 |
hastur |
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November 26, 2004
サンフレッチェは外国籍DFに弱い?
今シーズンもあと一試合を残していますが、この辺で今季を振り返ってみたいと思います。
題して、
「データで見る2004サンフレッチェ」その1
今日は、試合を見ていて感じていた「サンフレッチェは外国籍DFに押さえ込まれているのでは?」というのを、データで検証してみます。
今期、2ndステージ第14節終了時までの広島の得点数、相手チームの外国籍DFの有無をまとめると以下の通りになります。
ステージ 節 対戦相手 外国籍DF 得点数
1st 第11節 柏 なし 3
2nd 第7節 東京V なし 3
2nd 第13節 磐田 なし 3
1st 第8節 C大阪 ラデリッチ、カブラル 2
1st 第9節 神戸 ホージェル 2
2nd 第9節 G大阪 シジクレイ 2
1st 第15節 磐田 なし 2
2nd 第2節 C大阪 なし 2
2nd 第3節 柏 なし 2
2nd 第5節 横浜FM なし 2
2nd 第6節 新潟 なし 2
2nd 第10節 神戸 なし 2
1st 第3節 市原 ミリノビッチ 1
2nd 第1節 市原 ミリノビッチ 1
1st 第5節 名古屋 パナディッチ 1
1st 第10節 F東京 ジャーン 1
2nd 第11節 F東京 ジャーン 1
1st 第4節 大分 サンドロ 1
1st 第14節 新潟 アンデルソン、安 英学 1
1st 第1節 清水 なし 1
2nd 第12節 名古屋 なし 1
2nd 第14節 大分 パトリック、サンドロ 0
1st 第2節 G大阪 なし 0
1st 第6節 東京V なし 0
1st 第7節 浦和 なし 0
1st 第12節 鹿島 なし 0
1st 第13節 横浜FM なし 0
2nd 第4節 清水 なし 0
2nd 第8節 鹿島 なし 0
こうしてみると、意外な事実が浮かび上がります。
3得点した試合は3試合ありますが、その全てが相手DFに外国籍選手がいない試合でした。
逆に完封を喫した試合は8試合ありますが、相手に外国籍DFがいたのは先日の大分戦のみです。
次に、相手外国籍DFの有無と一試合平均得点数の関係を出してみます。
・相手に外国籍DFがいた時の一試合平均得点=1.18
・相手に外国籍DFがいない時の一試合平均得点=1.27
然程大きな差は出ませんでした……。
とりあえず、totoGOAL購入の参考にはなりそうなデータは出てきましたね(笑)
09:50:08 |
hastur |
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November 24, 2004
2004 2ndステージ第14節 広島vs大分
もう引き分けはいいです……_| ̄|○
というのが試合終了後の心境。
前半は大分にDFラインの裏をつかれ、二回ピンチがありましたが、下田選手の攻守で切り抜けました。その後のGKが、弾道が低くあっさりカウンターを喰らってましたが(苦笑)
後半、森崎浩司選手のペナルティエリア侵入でPKを奪取。しかし、チアゴ選手がこれを決められず、高嵜選手に弾き出されてしまいます。
その後、大木選手の縦への抜け出しを吉村選手が倒してレッドカード。数的優位に立ちます。試合終了間際に両チーム好機を得ますがノーゴール。結局ホーム最終戦をドローとし、J1年間引き分け数新記録を樹立しました。
試合後、セレモニーがあったのですが、小野監督の挨拶。
「セカンドステージはホームでは一回も負けてません」
と、誇らしげにコメントしていたのが物議を醸しているらしいです。
確かにその殆どがドローですからね……威張れる事じゃないと思いますが。
結局今年はホーム15試合中5勝しかしていません。
その後の選手場内一周の時、まだ残っていた大分サポーターから大木コールが起きました。そういえば、以前大分でもプレーしていた事を思い出しました。大分サポーターの皆さんも暖かいですね。
昨日はタオルマフラープレゼントの効果もあってか(笑)二万人以上の来場者。CKの時のタオルマフラー振り回しはなかなか壮観でした。
21:48:40 |
hastur |
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