October 26, 2004

DOOR プレストーリー

DOOR プレストーリー

 その昔、アセイラムの地には誰一人として住むものがなかったという。
 やがて、
 ドワーフが、人間が、エルフが、獣人がやってきた。
 誰が先、誰が後という訳ではない。

 気がつくとそこに人々は住み着いていた。


 時は流れ、土地を求めた人間は他の種族との摩擦を強め、やがてアセイラム全土を巻き込む征服戦争が起こったのである。
 人間は戦に勝利し、今度は同族で戦争を始めたのである。

 気がつくと土地はあれ、人々は度重なる戦に疲れきっていた。
「もう戦争はごめんだ」
「損するばかりだ」
 そんな民の心を察した一介の豪族は、麻のように乱れる世を平定し、平和を望んだ大衆に受け入れられた。

 ここに、フラニス王国の歴史は端を発する。



文:赤堀弘明(From "Cinema Trip")





Posted by hastur at 04:50 P | from category: リアクション | TrackBacks
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