June 29, 2005

エンジン 総括


 結局最初から最後まで見たドラマは「エンジン」と「タイガー&ドラゴン」だけでした。
 「タイガー…」は後日に回すとして、「エンジン」の感想を。


 面白かったです。
 「月9」とか「木村さん」というブランドやレッテルを取り払って見れば、でしょうが。
 一番の魅力はきちんと「群像劇」になっているところだと思います。その割にはキャラクターの掘り下げが中途半端に終わってしまった人物もありますが、尺の関係で仕方なかったと納得します(何


 最終回の感想ですが、レース自体のエンディングは「クールランニング」でした(苦笑 で、そんなに来なかったです……。
 ただ、「世の中そんなに甘くない」的なシビアでドライなエピローグは、そのドライさの匙加減もよくて自分の中では合格点でした。


 次の月9は、予告を見る限りでは美男美女を集めましたね〜という感想しか浮かびません(ぉ 妻夫木さんは久しぶりに見る気がします……。




08:26:02 | hastur | comments(1) | TrackBacks

June 27, 2005

ボウリング・フォー・コロンバイン


 先日深夜帯でTV放映があったので、録画して置いてほったらかして熟成させてあったのをやっと観ました。

 まず浮かんだ感想は「勉強になる」でした。
 この映画はドキュメンタリーです。銃にまつわる様々なエピソードやデータが、コラージュのような形で詰め込まれてます。
 その中には初めて見聞きする話もある訳です。

 一番興味を引かれたのは、一年間の銃による死亡者数。
 銃が一般市民に普及していない(というか所持が法律で認められていない)日本は40人前後。これは結構妥当な数字だと思ったのですが、ドイツ381人、フランス255人、カナダ165人、イギリス68人、オーストラリア65人……。
 そして米国は11127人

 この数字の妥当性を裏付けるものがないので(少なくともこの映画中では)鵜呑みにすることは出来ませんが、明らかに異常と感じます。


 マイケル・ムーア監督は様々なキーパーソンにアポなし突撃インタビューを試みます。この異常性に気付き、そして自分なりにその原因が見えているのでしょう。
 その裏を取る為に取材を繰り返しているように思えます。「合点のいかない」事をそのままにしておけない性格みたいです。

 気をつけなければならないのはドキュメンタリー映画だから客観性が保たれるという訳ではない、という事ですね。
 当然この映画はマイケル・ムーアの思想、正義感を伝える為の素材集め、編集がなされています。実際に起きた事を何のフィルターも通さず映しているわけではありません、と。

 それでも。
 コロンバイン高校の事件被害者二人がムーア監督と手を組み、スーパーマーケットから実弾販売を止めさせた下りは感動的でした。


 で、結局、録画に失敗していて一番最後の辺りは未見です_| ̄|○(そんな落ちですか…)





00:49:08 | hastur | comments(2) | TrackBacks

June 03, 2005

2005春ドラマ(中盤編)


 今クールはここここで書いたとおり、「タイガー&ドラゴン」「アタックNo.1」「エンジン」「離婚弁護士II」の4本を見続けていたのですが、最近劇的に忙しくなった事もあって、「アタックNo.1」と「離婚弁護士II」はリタイアしました。

 理由はどちらも「飽きた」という感覚ですね。
 「アタック……」は展開がマンネリ化というか……個人的にいまいち。
 「離婚弁護士」の方は、妙に「安定感」が出てきてしまって逆に面白みが薄れた感じがします。事務所を揺るがす、今後を大きく左右する、という事件は起こしにくくなってるみたいですし。
 加えて言うならば、ライバル弁護士役としてガツガツぶつかり合うと思っていた瀬戸朝香さんが、結局同じ事務所のメンバーになっている所が「ぬるい」というか……。

 逆に「タイガー&ドラゴン」は回を重ねる毎に面白くなってきました。
 以前は「古典落語の落ちを被せる=現代ドラマ側の落ちが見える」というデメリットが足を引っ張っていると感じていたのですが、最近は「古典の落ちを隠す」とか「大きくひねりを入れる」とか、色々と落とし方に変化を加えています。
 そして、相変わらずクドカンさんはポピュラーとマニアック、メジャーとマイナーの間ギリギリを狙ったネタを放り込んできます(笑) たまにストライクゾーンから外れているのですが、構わず放ってきます。この辺の感覚は非常に好きです。

 「エンジン」は……何となく見続けたいと思わされています(ぉ
 押す理由も分からないのですが……。次郎の行動にも「全く共感できない」所が結構ありますし、なぜ見るのをやめないのかは謎です。
 多分、キャラクターの多さと深さが魅力なのではないかと思います。まだまだ「裏」や「謎」がある人物が沢山いそうですから。

 えと……最終回を見たら、評価ががらりと変わる可能性大です(笑)




00:55:00 | hastur | comments(0) | TrackBacks