August 31, 2007
ずっと俺のターン
ちょっとDK3絡みでもありますが、某chなどでよく使われている「ずっと俺のターン!」という台詞の元ネタを拾ったのでペタペタ(ぉ
キーワードは
「俺のターン!」
「まだ俺のバトルフェイズは終了してないぜ」
「HA☆NA☆SE!」
「このむしやろう!!」
です。
上手く活用しましょう(何
00:19:20 |
hastur |
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August 30, 2007
第7回リアクション D1 S−3
S−3 不安
翌日、一行は相変わらず当ても無く彷徨っていた。
「ねぇ、どこに向かってるのさ?」
歩きつかれて、クロエが不満を漏らす。
「別に、俺に付いて来いなんて言ってないぞ?」
ラウダンクルクスはこんな状況でも普段通りのようだ。
一行は森に差し掛かった。その時。
「珍しいお客さんだね。」
どこからとも無く声が聞こえた。
「誰ですか?」
ショウが辺りを見回すが、見えるのは木々ばかり。
「『森』の精霊だ。あんた達、人間だろ?」
「私は精霊だけどね。」
ティアが言い返す。クロエの契約精霊、ミルウスも一鳴きした。
「ま、いいさ。こんな所に人間がなんのようだ?」
「ルゥルゥたちは虹の精霊さんたちが残した、扉を使ってきたの。で、精霊界の王様に会いたいんだけど。」
「王様……? ああ、それなら『淵』にいるよ。今もそこにいるかは知らないがね。」
(『淵』ってどこだ?)
(不親切な精霊ですわね。)
クロエとフォルティアが小言でそんな事を言い合っている。
「それより……あんた達が入り込んだおかげで、バランスが狂い始めてるよ。わたしには関係ないことだが……あんたたちの世界に『怪物』が出て行こうとしてるよ。」
「すみません。『怪物』って?」
ショウが尋ねる。怪異のようなものか?
「なんだ、そんな事も……ま、いいか。人間界と精霊界は天秤の両皿のようなもんだ。そのバランスが崩れると、『軸』がぶれる。『怪物』ってのはそのぶれ、振動を利用して現れる物どもだ。」
一通り『森』の精霊から話を聞き終えると、ラウダンクルクスは徐に口を開いた。
「俺とポリュディクスは暫くこの辺りに留まる。後は君らの好きにやるように。」
08:26:37 |
hastur |
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August 29, 2007
第7回リアクション D1 S−2
S−2 水の中のナイフ
キラキラと光る小さな扉。その元へ一行は再び集結していた。ラウダンクルクス・ケレスとポリュディクスによると、これは精霊界の扉というものらしい。
「なんだ、全員行くのか?」
ラウダンクルクスが集まった面々を見回す。
「ええ、虎穴入らずんば虎子を得ずといいますし。」
答えたのは《アルカディアにもいるもの》のショウ・服部。
「どこの諺やら……。」
悪態をつきつつ、《契約者》のクロエ・アトラ。
その他に、ルゥ・ルゥとティア、《アルカディアにもいるもの》のフォルティア・マイアも同行の意を表している。
「では……そろそろ行くか。」
ラウダンクルクスは輝くドアに手をかけた。
一行が扉を潜り抜けた先は、然程今までと大差の見られない光景だった。青い空があり、大地があり、緑が覆い茂っている。しかし、全員が扉を抜けたその時、扉は夢幻のように消えてしまった。
「……これで後戻りできない、か。」
ラウダンクルクスが冷淡に言い放つ。
「お約束だよねぇ〜。」
お気楽な感想を述べるのはルゥ。
「早く、精霊の王様っていうのに会いに行こうよう。」
ルゥたちの目的は、王様に歌を献上する事らしい。
一行は取り合えず歩を進めた。太陽の位置からすると、北に向かっているようだ。
暫く行くと、目の前に綺麗な湖が姿を現した。
「ここで、一休みとしませんか?」
あての無い散策に疲労がたまってきたのを感じ取り、ポリュディクスがラウダンクルクスに提案した。
「……そうだな。」
一行はその場に腰を下ろし、湖の水で喉を潤したりした。
「あら? これは……。」
ポリュディクスが何かに気付いたようだ。
「どうしたの?」
覗き込むルゥ。
「この湖、『鏡』と繋がってるかもしれません。」
「鏡?」
「学院に別世界と音や風景を交信することが出来る魔法の鏡があるんです。この湖、その鏡に繋がってるみたいです。」
「どう使うんです?」
今度はショウが湖を覗き込む。
「どいてみろ。」
それまで、なんとなくこちら側を窺っていたラウダンクルクスが他の者を制する。
「まさか、これを使う機会があるとはな……。」
自嘲気味に笑った後、速唱するラウダンクルクス。
暫くすると、湖面に一部の者にとって見慣れた部屋が映し出される。
「これは……ペンタのプレイルーム?」
「あんなところに鏡なんてあったかしら?」
クロエとフォルディアが声を漏らす。
「……クルクス、どうしたのですか? それに、ルゥも。」
湖面の向こうからはシーラ・モラリスの姿が見えた。
「ルゥルゥは精霊界に来てるの。」
師匠の姿を認め、嬉しそうに言葉を交わすルゥ。
「そういう訳で、当分そちらには帰れないかもしれない。」
「そんな……。」
シーラは少なからず動揺しているようだ。
「何かあったら、この鏡を使って連絡する。……そちらは何か変わったことは?」
「そうね……選挙の公示が間近ですし、色々起きるでしょう。あと、中庭の花壇が荒らされてましたが……。」
「なんですって!」
それまで静かに聞いていたフォルティアが、急に反応する。
「は、早く帰って花壇を綺麗にしなきゃ。」
「落ち着けって。」
クロエがフォルティアを押さえつける。
「……ま、そんなところで、一旦切るぞ。」
こうして、学院との通信は途切れた。
「一応、さっきの魔法は教えておく。勝手に好きな時に使うんだな。」
ラウダンクルクスは先程の通信魔法をショウ達に教え込んだ。そして、陽も傾いてきたということで、今日のところはここで野宿する事となった。
01:38:43 |
hastur |
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August 28, 2007
第7回リアクション D1 S−1
異邦人 (Lo Straniero)
S−1 アリスのレストラン
月曜の夕刻。場所は寄宿舎一階の食堂。ルゥ・ルゥと契約精霊のティアは足取りも軽くこの場へやって来た。
先週、見事な登頂を成し遂げた彼女たちは、目標を見失いつつあった。そこで今日は、他の登山家たちを応援しようと考えてきたのだ。……応援の仕方はルゥらしいものではあるが。
しかし、生憎と今は登頂に挑んでいる者は見当たらない。
「せっかく応援してあげようと思ったのにね。」
獲物、いや、挑戦者がいない事に不満を漏らすティア。
「じゃあ、調理している人を応援しよう?」
ルゥはターゲット変更を提案した。そして、厨房へと足を向ける。
厨房では『陽』の契約精霊、アリシアが鍋を振っていた。
「あ、アリシアだ。いつもご苦労様っ。応援に来たよ〜。」
間髪入れず歌を歌う体勢に入るルゥとティア。
「せ〜の……。」
しかし、その歌声は響くことはなかった。
「スーパー・ウルトラ・グレイト・デリシャス・ワンダフル・ボンバーーーァァァッッッ!! テリオス(おまけ)」
歌い出す前にアリシアが必殺技を繰り出す。スローモーションのように宙を舞うルゥ。その様子を目で追うティア。ティアにはその背景に見開き2ページの銀河の絵が見えたような気がした。
「アリシアには一度見た技は通用しないのよ。」
アリシアはズシャァと崩れ落ちるルゥを見る事無く静かに背を向け、そんな言葉を漏らす。
「ルゥ、大丈夫?」
「きょ、曲は毎回変えてるのに……(ガクッ)」
ティアが、ルゥの胸に手を当て、鼓動を確認する。そして、首を横に振った。
結局それが、ルゥ・ルゥの最期の言葉となった……。
「って、勝手に殺さないでよ。」
生き返るルゥ。
「どうしていきなり殴りかかるのよぉ。」
「わたし、残酷ですわよ。」(バァァーン)
意味不明な台詞と決めポーズでかわすアリシア。
「と・に・か・く。あんたたちの歌は凶器と一緒なんだから、無闇矢鱈と歌わない事ね。」
そう凄まれて、ルゥとティアは厨房から追い出されてしまった。
01:12:16 |
hastur |
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August 27, 2007
帝立第13軍学校歩兵科異常アリ!? 3巻
ファンタジー世界の軍学校もの漫画「帝立(略)」の3巻です。
今回は東洋風な隣国オウカのお姫様トウキが、留学してきて……という話。
オウカとの合同演習があったり、帝都までの旅があったり。
学校生活の描写が極端に減ってきてる気がします(何
皇帝が登場したり、軍人さんが出てきたり、クーデターっぽいものが起きたりと、ややシリアス路線に入りつつあるという感じでしょうか?
01:38:35 |
hastur |
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