March 23, 2005

不機嫌なジーン 第十回


 最終回の一回前という事で、色々と決着がつきつつありますね。

 勝田の猫アレルギーとか、こんな終盤になって細かい描写を入れますね(笑)
 結局、南原教授のプロポーズがあったりで、めでたしめでたしの方向に向かってるっぽいです。

 あと、気になるのは長崎・干潟問題の落とし所です。
 このドラマ自体はフィクションですが、有明海の干拓問題は実際に起こっています
 もし勝田達、干拓事業反対派が「諦める」「(政府の方針に)納得する」というエンディングを設けた場合、現実でも地元の人たちは納得しているかのような印象を与えかねないのではないでしょうか。
 逆に政府が非を認めるという結末の場合でも、「架空の話の中で『勝利』を味わわせて、ガス抜きを狙っているのでは」という見方も出来そうです。

 結局、ドラマのエッセンスとして、現実の有明海問題を持ってきたというのはかなりリスクが高かったのでは……と今更ながら思います。




12:49:21 | hastur | comments(0) | TrackBacks