November 01, 2005
壊音 KAI-ON
今話題の(ぇ)篠原一先生のデビュー作にして第77回文學界新人賞受賞作。自分としては数少ない、新書で購入した小説です。
買ったのも読んだのも随分前なので余り覚えてませんが……。
印象的なフレーズが数多く散りばめられていて、単語の選定にかなり心を砕いているようなという感想を持ちました。
ストーリーの方は難解すぎて、とりあえず棚に置いておきました(苦笑) 一言で言うと「バッドトリップの世界」? あれですよ、虚構と現実が入り混じって……とかそんな感じで(適当
少なくともこういうポエティックな表現の多い散文は好きな方なので、買って損したという感じではありませんでした。
あと、今思えばBLっぽい箇所が多かった気がします(爆
で、今回の盗作騒動ですが。
まとめサイトを見る限り、言い逃れの出来るレベルではありませんね……。
「思わず、無意識に似てしまった」というのは大なり小なり誰でもあると思うのですが、そういうレベルではありませんでした。
これがきっかけと言うわけでもないでしょうが、過去の作品についても検証が進められていました。この「壊音」も村上龍先生の作品と似通っているとか。
ん〜。もしそうならちょっとがっかりくるかもしれません。
村上龍作品は読んだ事が無いので、自分で読み比べてみようか……(笑)
08:11:06 |
hastur |
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